音を楽しむ② 〜小学校前編〜
幼少期編の続きです。
小学校に入学し、ピアノの教室はヤマハから近所の個人教室に変更しました。
このピアノの先生との出会いが、僕を音楽人生へと導く大きなきっかけとなりました。
そもそもなぜ個人に変わったのかというと、このピアノの先生が幼少期に僕の母と同じピアノ教室に通っていたという事情があります。
母と元々知り合いということを抜きにしても、非常に親身に優しく教えてくれる先生で、基礎から丁寧に育てていただきました。
レッスンのスタイルとしては練習本+1曲、という感じでした。
練習本としては†王道を征く†バイエル、ブルグミュラー等に加えてツェルニーとかバッハとかやってたと思います。
+1曲は主に発表会用で、有名なソナチネの14番だとか、他にも色々と弾いたんですけど、全然思い出せないヤバい。
教室は中学まで通ったのですが、中3の発表会でベートーヴェンの熱情を弾いたのは覚えてます。
最終的にはショパンの幻想即興曲とか、リストのラ・カンパネラとかがゆるふわ弾けるところまでいったはずです。
そんなレッスンだったのですが、面白かったのが言うなれば「耳コピ」レッスン。
毎回練習が一通り終わると五線譜を用意し僕は鉛筆を持って机に座り、先生がピアノで弾く(おそらく即興)メロディを1小節ずつ聞き取って確認しつつ楽譜に起こしていきます。
単純なメロディなのでめちゃめちゃ難しいわけではないですが、このレッスンで相対音感だとか楽譜の書き方だとか、そういった技術がなんとなく備わっていったのかなぁと感じています。
また合唱クラブだとか音楽会で弾く伴奏も楽譜を持っていけばレッスンしてくれて、本当にいい先生でした。
というわけで、今日は僕の音楽人生に大きく関わった先生のお話でした。
小学校時代、似たような人がもう1人出てきます。小学校後編へ続く。