音を楽しむ② 〜小学校後編〜
前回の記事では、小学校入学とともに運命の師と出会った僕。
ピアノや音楽への熱中が本格的になる中、小学校4年生になるとともにもう1人の先生と出会うことになります。
それは小学校の音楽の先生。
厳しい先生だったと思いますが、理不尽にキレたりする先生ではありませんでした。
よく音楽とか美術の教師はヒスばっかりだみたいな書き込みをネットで見かけますが、厳しいのを外側から見るとそう見えるだけなのかもしれませんね。
そもそもどうしてこの先生と関わることになったのかというと、小学校の合唱クラブへの入部がきっかけです。
うちの小学校では高学年から部活動をしたい人はするという規則があり、吹奏楽部もピアノ部もなかったので合唱クラブに入部しました。
この選択、我ながらかなり良かったのではないかと思っています。
毎年NHK主催の全国学校音楽コンクールに出場していたのですが、県大会で優勝したこともあります。県大会は出場校もめちゃめちゃ多いわけではなかったので、そんなにすごくないかもですが。
何より、一番良かったのはやはりその先生に出会えたこと。非常に熱心に教えてくださり、クソ田舎の小学校に在籍するには勿体ない先生だったと思います。
ピアノを習ってたので伴奏を弾くことも多かったのですが、それもよく面倒を見てくれていたと思います。「恩師」という言葉がピッタリです。
卒業の時は、泣いて送り出してくれました。
いろいろと合唱クラブのこと思い出してきました。
入部したら最初は腹式呼吸を練習させられます。先輩とか同期と向かい合わせになってお互いのお腹に手を当てて、きちんと腹式呼吸ができているかを確認し合うという練習です。
ところでお分かりの方も多いかと思いますが、合唱クラブは吹奏楽部と同じように女子の比率がメチャメチャ高いです。同期は全部で20人ぐらいいましたが、男子は僕ともう1人しかいなかったと思います。
つまりこの練習、合法的に女子のお腹に手を当てられるということ!もう少し成長してからこのイベントを体験したかったですね・・・。
あとすごく覚えている練習は、みんなで輪になって、V字バランスの体勢を保ったまま童謡「めだかの学校」をフルコーラスで歌うっていうやつです。
はたから見たらドがつくレベルでシュールですけど、これものすんごいキツいんですよ。
足と頭は床から微妙に離すぐらいでやらなきゃいけないのですが、それがまたキツい。
嘘だろと思ってやってみてください。2回目の「そーっとのぞいて見てごらん」辺りから声震え始めます。マジで。
というわけで、いろんな形で僕に音楽への向き合い方を教えてくれた先生と出会えた小学校時代なのでした。
僕の人生に音楽が根付いたのは、間違いなくこの時期でしょう。
では中学時代はどうだったのか。中学校編につづく。