雑記2018/07/10
前回書いたのですが、ついに論文発表の本番が今日でした。
ひぇ〜どんな鬼畜な質問が飛んで来るんだ・・・とビクビクしていた私ですが・・・。
意外と大丈夫だった。
まぁ、たかが発表10分&質疑応答5分なので知れてますね。発表に関しては前回の時点でほぼ完成していましたし、そこから疑問点もある程度さらってはおいたので、何とかやり過ごせた感じがします。
さらに質問のうち1つは、事前に想定していた内容でした!けど候補として15個ぐらいは考えていたので、そのうち1つしか当てはまらなかったのは少し拍子抜けというか、油断できないなと思いました。
しかし思ったほど嫌な(上から目線で、かつ挙げ句の果てに質問にすらなっていないような)質問は来なくて、ホッとしました。アカハラはよくない。
しかし発表を見ていて思ったのですが、僕の分野のどこに向かおうとしてるんだ感がすごい。
僕が物理学科所属ということは前に申し上げたと思いますが、物理学科は、世界の原理や構成をただ単に追究するような「基礎」と、モノの性質や応用について研究する「物性」の2つのジャンルに分かれます。
そしてそれらが、それぞれ計算やシミュレーション中心の「理論」および実験データの収集・分析中心の「実験」に分かれ、計4つの分野があるという形になっています。
僕が所属するのは「基礎」「理論」の分野なのですが、それもさらに大きく3つに分けられ、「宇宙」「原子核」「素粒子」という分野が存在します。
宇宙とか原子核とかは、最近ですと重力波の観測が成功しただとかニホニウムが発見されただとか聞いたことがあるかと思いますが、その通りで、割と実験に即した内容寄りではあるなと、今日の発表を聞いて感じました。
それに比べて素粒子分野のひたすら計算だけしてる感。素粒子分野の発表をしたのは僕も含めて4人いたのですが、もはや数学科なんじゃないかと思うぐらい、スライドに数式が羅列されてました。
まぁ、僕はそこが面白いと思ってます。
完全に数学から攻めて、数学側の要請から帰着される事実から、物理的に新しい意味を見出すとか。ただ単に数学に従って計算してたら、この世界は26次元じゃないとおかしいです!とか言い出すわけです。
あるいは逆に、物理の実情に合うように、多少は数学的な厳密さを欠いて計算を進めるだとか。数式の途中で、唐突にお絵描きタイムが始まったりするわけです。
まだまだ素人ですが、こういうところが物理の面白さなんじゃないかなと、初学者ながらに思ったりします。
何はともあれ、とりあえず前期の山場をこれで終えました!
あとは院試に向かって一直線!と言いたいところですが、2週間後にサークルの引退ライブが控えております。
まずはそこから。院試のことも忘れずに、着実にこなしていきたいと思います。