音を楽しむ③ 〜中学校編〜
ぼくの音楽史を勝手に振り返るコーナー、久々の更新です。
前回書いた小学校時代までで、音楽が生活の中心になりつつあった僕。そのままエスカレーター式に地元の中学校へと進むことになります。
やはり中学で何が大きい変化だったかというと、アニメとの出会いです。
小学校卒業直前ぐらいから、兄の影響でまんまとアニメにハマっていきました。中学校に入学すると厨二病も相まって、より深くのめり込んでいきました。
さらに大きかったのは、中学2年の頃にPCとPSPを手に入れてしまったことだと思います。PCは兄のお下がり、PSPは誕生日プレゼントに買ってもらったのですが、いまどきそんな媒体があればすぐにアニメ見れちゃいますもんね。
この頃は、本当に狂ったように、時間を惜しんでアニメを見まくっていたと思います。若いっていいですね。
そして音楽好きだった私としては、アニソンとの出会いは衝撃的でした。
アニソンって本当にいいですよね。作品のために作られる曲なわけですから(作品のために作られてないただのタイアップ曲はアニソンではない)、その作品の雰囲気を表していますし、逆に雰囲気を表してさえいれば、どんな曲になったってアニソンと呼べるわけです。
その幅広さと作品とのリンクがツボにはまったんでしょうか・・・。何はともあれ、アニソンの方も、その頃観た作品に合わせて狂ったように聴きまくっていた気がします。
そしてそこにピアノの経験が合わさると何が始まるかというと、弾き語りの楽譜を作りまくっていました。
こちら、その楽譜の数々。計15冊、また数えてみたら全部で100曲ぐらいありました。暇人かな??
そのうちの1冊の最初のページ。目次まで自分で作っちゃう気合の入りようです。こういう形式的なところにこだわるところは、今でもあまり変わってないかもしれません。
そしてこれ見れば、だいたいどんなアニメ観てた(曲を知ってるだけな場合もあったので、一概には言えませんが)のかもわかりますね。なのは懐かし〜。もう1回観たい〜。
中身はこんな感じ。自分で言うのもなんですが、綺麗でしょう?1行に4小節を目安に、きちんと小節数も計算してレイアウトを作っていた記憶があります。律儀や。
またこういう譜面の書き方や編曲の仕方といったところで、前に書いたピアノの先生のもとでの楽譜書きトレーニングが役に立っていたと思います。経験は積めば積むほど糧になっていくことがよくわかります。
そんな感じで、中学校時代はひたすらアニソンの編曲にかまけていました。
家でピアノを弾きながら採譜・編曲して黒玉の部分だけ書き、学校に持っていって休み時間はひたすら清書、みたいな生活を送っていたと思います。思えばこの頃から、休み時間は1人で机に向かう陰キャの鑑でした。
ただ、好きなアニソンやら曲やらを自分の好きなように編曲して、いつでも好きなときに演奏できたというのはとても楽しかったです。弾き語りなので、歌ってストレス発散にもなっていたかもしれません。
また平たく言えば100曲耳コピしていたわけですから、コードとかリズムとかの(なんとなくこういうのが鉄板なんだな、程度の)知識はここでかなり固められたと思われます。
ピアノのいいところはこういうところですね。つまり、1つのパートに集中することなく、メロディ・ベース・リズムを全て1人で担うわけですから、曲全体に意識を向けるいい練習方法であると僕は思います。
実際この経験があったからこそ、今でもいろんな楽器の音を鳴らすぐらいならできるようになったんだと思います・・・と思ったのですが、このことに関してはもう1つ大きな要因があったことを思い出しました。次にでも書こうかな。
というわけで、ひたすらアニソンの編曲をしていた中学時代でした。
高校編に続く。